天声人语 20120906 毒品与绷带

天声人语 20120906 毒品与绷带

本帖最后由 reiuka2 于 2012-9-7 09:20 编辑

毒品与绷带
2012-9-6
 暗殺者のことを英語でアサシンと言い、その元の意味は「ハシシ(大麻)を使う人」だとされる。武勇を見込んだ若者らの魂をハシシでとりこにし、暗殺に向かわせるペルシャの「山の老人」の話が、マルコ・ポーロの「東方見聞録」に出てくる。
  刺客在英文中称Assassin,其原意是“吸大麻的人”。马可・波罗的《东方见闻录》中就有波斯“山翁”用大麻俘获有勇猛特质的年轻人的心,让他们成为刺客的故事。
 シリアでも似たことがあるらしい。テレビ朝日系の「報道ステーション」で、政権側民兵という人物のインタビューを見た。もらった「麻薬の錠剤」を飲んで子どもや女性を虐殺していたという。気分は高揚し、罪の意識は消える、と。
  据闻最近叙利亚也有类似情况出现。日前看了朝日电视台“报道站”节目中播出的一个采访片断,接受采访的据称是一名亲政府民兵。他承认自己曾吃了领到的“毒品药片”后屠杀妇女和儿童。据他说,吃药后情绪高昂,罪恶感消失得无影无踪。
 反体制派に身柄を拘束されての発言というが、事実なら、人の姿をしつつ、麻薬によって人ではなくなった者の群れだ。この民兵組織が多くの市民の殺害にかかわっていることは国連も確認している。
  尽管这是当事人遭到反政府军拘捕后所作的发言,但如果这是事实的话,那这就是一个外表是人,可在毒品的作用下已丧失人性的团伙。联合国也已经证实这个民兵组织与多起平民屠杀事件有关联。
 死者はすでに2万5千人を超えるという。その1人にジャーナリストの山本美香さんもいる。弱い立場の人に目を向け続けた人だった。葬儀の会場に、全身を包帯で覆われた赤ちゃんの写真が飾られたと聞いて、まど・みちおさんの「ガーゼ」という詩が胸をよぎった。
  据报道,被杀平民数量已经超过25000人。其中就包括记者山本美香。山本一直把眼光投注在弱势群体身上。听说她举行葬礼的会场上挂着一幅全身缠满纱布绷带的婴儿照片,这不禁让我想起mado・mitsio一首名为《绷带》的诗。
 〈ガーゼは 傷口によりそい/生命(いのち)を まもりぬく/まっ白く あかるい/花びらのような やさしさで/どんなに どす黒く重たい/武器たちの にくしみからも〉。山本さんはこの詩をご存じだったろうか。
  “绷带贴在伤口/守护着生命/雪白、明亮/以它如花瓣般的温柔/不管来自多么峻黑、沉重的/武器的仇恨”。不知道山本有否读过这首诗。
 人道上の悲劇から人々を「保護する責任」を、国連は果たそうとしない。安保理は気位ばかり高くてガーゼの役にも立たない。大国のエゴのために、今日も救えない命がある。
  联合国并没有打算担负起使平民免受屠杀的“保护责任”。安理会一昧自视甚高,却连绷带的作用也起不了。由于大国的傲慢,今天又将有生命得不到挽救。
天声人语 20120906 毒品与绷带

前一篇:“重复”是读“じゅうふく”呢?还是“ちょうふく”呢? 后一篇:20120903NHK广播听写