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郑愁予【旅程】试译(完)

郑愁予【旅程】试译(完)

本帖最后由 nomimi 于 2012-8-17 04:28 编辑

【旅程】 郑愁予

对我说 微温的夕阳 如怀孕的妻的吻
私にとって、温もりの夕日はまるで妊娠する妻のキスのようだ。
在去年 我们穷过 在许多友人家 借了宿
去年、貧乏な私達は転々と多くの友人のところへ仮住まいの生活を送った。
可是 总得有个巢才行
しかし、絶対にいつかは自分達の家を持たなくちゃと思った。
在明春雪溶后 香椿芽儿 那么地 会短暂地被喜爱
来たる雪解けの春先に芽生えてくる青々しいチャンチンの新芽みたいに暫くは好かれよう。
而今年 我们沿着铁道走 靠许多电杆木休息
だが、今年に私達は鉄道に沿って歩いたり、電柱に背を持たせかけて休んだりした。
(真像背标子) 挤扬旗柱熬更 (多想吃那复叶)
(標識を背負っているように)掲揚柱を一斉に立てて夜明けを待つ(あの葉をどんなに食べたがろう)
而先 病虫害量的我们
でも、虫害を受けた私たちは
在两个城市之间  夕阳又照着了
二つの町間を歩き、夕日がまた照らしてきた。
可是 妻 妻 被黄昏的列车辗死了
しかし、妻が 妻が 夕方の列車に轢かれて死んでしまった。
~咳
就让那婴儿 像流星那么胎殒罢
お腹の赤ちゃんを流れ星のように散ってしまってもらおう
别惦着姓氏 与乎存嗣
苗字さえを忘れてしまえよう 跡継ぎを構ずにいよう
反正 大荒年以后 还要谈战争
どうせ 大凶作の年が過ぎた後又戦争がやって来る
我不如仍去当佣兵(我不如仍去当佣 兵)
俺はまた傭兵に行った方がましだ(俺はまた傭兵に行った方がましだ)
我曾夫过 父过 也几乎走到过
俺はかつて妻を持つ夫であった お父になる手前までいっていた。
本帖最后由 nomimi 于 2012-7-31 09:28 编辑

诗:郑愁予  作曲:李泰祥  演唱:齐豫 / 李泰祥

【雨丝】           【糸雨】
我们底恋啊 像雨丝      私たちの恋は 糸雨のようだ
在星斗与星斗间的路上     星と星との間に行き来する道上にあるのだ
我们的车舆是无声的      私たちを乗せる車は 無声のものだ
曾嬉戏于透明的大森林     かつて透明な大森で遊び
曾濯足无水的小溪       無水の小河で足を洗い
那是挤满莲叶灯的河床啊    あそこは蓮の灯が一杯詰った川床だ
是有牵牛和鹊桥的故事     彦星と織姫の物語が伝わるところだ
遗落在那里的………        あそこで忘れ落ちた…….
遗落在那里的………        あそこで忘れ落ちた…….
我们底恋啊 像雨丝      私たちの恋は 糸雨のようだ 
斜斜地 斜斜地织成淡的记忆  斜めに 斜めに 淡々たる記憶を織り上げた
而是否淡的记忆        だが、あの淡々たる記憶は
就永留于星斗之间呢      永遠に星と星の間に残されるだろうか
如今已是摔碎的珍珠      今になってはもう落とし砕かれた真珠になり
留满人世了………           人世に満ち溢れた…….

http://www.1ting.com/player/70/player_175575.html
http://www.xiami.com/song/play?ids=/song/playlist/id/2474/type/1
【边界疆土 辺境の地】 郑愁予

秋天的疆土,分界在同一个夕阳下
秋の境土、同じ夕日に照らされる大地に別れの国境線を引く  
接壤处,默立些黄菊花
境目にいさら黄菊が静かに佇む
而他打远道来,清醒着喝酒
彼は遠いところからやってきて冷静に酒を飲む
窗外是異國
窓の外は異国だ

多想跨出去,一步即成乡愁
この一歩をどんなに踏出したがろう。郷愁の一歩を
那美丽的乡愁,伸手可触及
あの美しい郷愁は足を伸ばせば届く

或者,就饮醉了也好
それとも飲み酔っ払ったらよかろう
或者,将歌声吐出
それとも歌声を吐き出したらよかろう

便不只是立着像那雏菊
あの雛菊みたいにただ佇むだけでなくなり
只凭边界立着
堺に沿ってただ佇むだけで
译的太好了,收下啦
【天窗】           【天窓】
每夜             毎晩
星子们都来我的屋瓦上汲水   星達は僕の屋上まで水汲みに来るんだ
我在井底仰卧看        僕は井戸底で仰向けに横たわって眺め
好深的井啊          何と深い井戸だろうとつくづく思うんだ
自从有了天窗         天窓があってから
就像亲手揭开覆身的冰雪    まるで自らの手で身を覆う雪を払うようなもんだ
--我是北地忍不住的春天   --僕はじっと我慢して待ちきれない極地の春なんだ

星子们都美丽         星達は皆綺麗だ
分占了循环着的七个夜     七つ繰り返す夜を棲み分けているんだ
而那南方的蓝色的小星呢?   しかし、あの南にある青い惑星はどうなっているんだい
源自春泉的水已在四壁闲荡着  既に春と言う泉から溢れてくる水に囲まれているんだ
那叮当有声的陶瓶还未垂下来  ちりんちりんとなる陶瓶は未だぶら下ってこないんだ

啊,星子们都美丽       ハァー 星達は皆綺麗だ
而在梦中也响着的       夢の中で響くのは
祇有一个名字         ただ一つの名前
那名字            あの名前は
自在得如流水.......                       まるで流れる水のように自由自在だ
本帖最后由 nomimi 于 2012-8-17 10:06 编辑

诗:郑愁予

【牧羊女】       【牧羊女】
那有姑娘不戴花     身に花を飾らない少女はいない
那有少年不驰马     馬に乗って奔らない少年もいない
姑娘戴花等出嫁     少女が花を飾るのは嫁入りを待つため
少年驰马访亲家     少年が馬を奔らせるのは嫁を訪ねるため

哎 那有花儿不残凋   散らない花はない
那有马儿不过桥     橋を渡らない馬もない
残凋的花儿呀随地葬   散った花をその地に埋める
过桥的马儿呀不回头……  橋を渡った馬は後ろを振向かない

当你唱起我这支歌的时侯 君が俺のこの歌を歌い上げる時
我底心懒了       俺の心はもう疲れ果てた
我底马累了       俺の馬はもう疲れ切った
那时          その時が来たら
黄昏已重了       夕日が既に沈み込んだ
酒囊已尽了…       酒嚢の酒を飲み干した
本帖最后由 nomimi 于 2012-8-17 10:13 编辑

诗:郑愁予

【情妇】             【愛人】
在一青石的小城,住着我的情妇    ある青石の小さな町に俺の愛人が住んでいる
而我什么也不留给她         俺は彼女に何も残してあげない
只有一畦金线菊,和一个高高的窗口  金線菊一輪と高々しい窓一つ以外に何も
或许,透一点长空的寂寥进来     そうして広空の寂しさが透き通って伝わるかも
或许…… 而金线菊是善等待的     また… 金線菊は待つ心境に相応しい
我想,寂寥与等待,对妇人是好的   俺は寂しさと待ち心は婦人にはいい事だと思う

所以,我去,总穿一袭蓝衫子     だから、俺は何時も青シャツを着ていく
我要她感觉,那是季节,或候鸟的来临 俺のことを訪れる季節または渡り烏だと思わせる
因我不是常常回家的那种人      俺はよく家に帰るような人ではないから
诗:郑愁予

【野店】        【野店】
是谁传下这诗人的行业  詩人と言う職業は誰が伝承したんだ
黄昏裹挂起一盏灯    黄昏に灯りを点す

啊,来了        あっ、来た
有命运垂在颈间的骆驼  運命を首にぶら下っている駱駝がいる
有寂寞含在眼裹的旅客  目に寂しさを含んでいる旅人がいる
是谁挂起的这盏灯啊   誰がこの灯りを点したんだ
旷野上,一个蒙眬的家  荒野に立つ 朦朧とした家
微笑看……        微笑んでいる……

有松火低歌的地方啊   松火と歌のあるところ
有烧酒羊肉的地方啊   焼酎と羊肉のあるところ
有人交换着流浪的方向…    旅先を交し合う人々がいる
诗:郑愁予

【错 误】             【錯 誤】 

我打江南走过          江南を歩き通した
那等在季节里的容颜如莲花的开落 あの季節の中で待つ顔は、蓮花のように咲き散った

东风不来,三月的柳絮不飞    東風が来なければ 三月の柳絮は飛ばない
你底心如小小寂寞的城      君の心は小さな寂しい城のようだ
恰若青石的街道向晚       まるで黄昏の青石の街だ

跫音不响,三月的春帷不揭    跫音が響かなければ、三月の春の幕は開かない
你底心是小小的窗扉紧掩     君の心は閉ざした小さな扉のようだ

我达达的马蹄是美丽的错误    私のパカパカとする馬の足音は美しい誤りだ
我不是归人,是个过客…      私は帰り人ではなく、ただの旅人だ… 
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李泰祥为郑愁予的诗创作并演唱的”错误”这张专辑共8首曲子,
“错误”在另一帖发表过,于此稍作修正放入,算是完整这张专辑的试译。

译的不好,欢迎各为指教。
郑愁予【旅程】试译(完)