天声人语20121028 饱食时代的远离水果
本帖最后由 susie27 于 2012-10-28 16:37 编辑天高きこの季節は、実りの秋にして食欲の秋でもある。しかし1945年、敗戦後の秋は食料がなく、人々は腹を空(す)かせて迫る冬におびえた。東京の日比谷公園では11月1日に「餓死対策国民大会」が開かれている
天高云淡的这个季节,同时也是收获的秋天和让人胃口大开的秋天。然而在1945年的秋天,败战后的日本食物匮乏,饥肠辘辘的人们对于即将到来的冬天充满了恐惧。在东京的日比谷公园11月1日召开了“饿死对策国民大会”。
▼そんな秋に封切られた映画「そよかぜ」は、映画自体より挿入歌「リンゴの唄」で知られる。撮影のとき、主演の並木路子がリンゴを川に投げた。まねだけのはずが本当に投げたら、スタッフが叫んで土手を駆け下りたという。リンゴ一つが何とも貴重だった
在那个秋天上映了电影《微风》,和电影本身相比其中的插曲《苹果之歌》更为人所熟知。在拍摄的时候,有一个主演并木路子将苹果投到河中的镜头。原本这本应只是做做样子,但女主角真的把苹果投了进去,惹得工作人员赶紧大叫着从河堤上跑下去。可见当时的一个苹果是多么的珍贵。
▼以来67年がすぎて食べ物はあふれ、いまや「果物離れ」が言われて久しい。意外なことに、日本人が果物を食べる量は先進国の中では最低の水準という。体にいいとされながら、生で食べる量は減りつつある
从那以后过了67年,如今我们生活在一个食物极大丰富的时代,而“远离水果”的说法也由来已久了。令人感到意外的是,据报道日本人摄入水果的量在发达国家中是最低的。虽然多吃水果对身体有好处,但生吃的数量却在不断减少。
▼リンゴも苦戦が伝えられ、その理由の一つは「皮をむくのが面倒」だかららしい。便利とお手軽に慣らされたせいか、ミカンの皮むきも嫌う人がいるそうだ。ブドウも薄皮で種がなく、丸ごと食べられるのが人気なのだという
据传苹果也陷入滞销的苦苦挣扎中,其中的一个理由似乎是因为“削皮太麻烦”。不知是否因为我们都已经习惯了方便和省事,据说还有人连剥桔子皮都讨厌。而葡萄因为皮薄无籽,又能一口吞下所以非常受欢迎。
▼低迷は果物だけではない。飽食の中で「魚離れ」「米離れ」も進み、「野菜離れ」が言われたりする。日本人は何を食べているのか心配になる。ファストフードとスナック菓子というのでは、どうにも寂しい
低迷的不只是水果。饱食时代中“远离鱼类”、“远离米饭”现象也日益严重,还有说“远离蔬菜”的。真担心日本人现在都吃什么。如果说是快餐和零食的话,实在是让人觉得凄凉。
▼しばらく前の朝日歌壇にこんな一首があった。〈「すばらしい空腹」といふ広告文広告として成り立つ日本〉。リンゴの唄は遥(はる)か遠く、飢えにおびえぬ健康な空腹。一顆(いっか)、一粒への感謝を忘れまいと思う、実りの秋だ。
不久前朝日歌坛刊登了这样一首诗歌。(“美好的空腹”这样的广告词,居然可以成为广告,这就是日本)。苹果之歌已离我们远去,现在流行的是不惧饥饿的健康的空腹。在这个收获的秋天,让我们不忘对一颗果实、一粒稻米的感谢。