天声人语 20130116 又到流感期
本帖最后由 reiuka2 于 2013-1-16 10:18 编辑又到流感期
2013-1-16
化粧も飲食も、あれやこれやの傍若無人も、通勤電車で色々見てきた。これは何日か前に初めて見た。といっても顔をしかめる行為ではない。調理に使うような使い捨てタイプのビニール手袋をはめて、女性がつり革を握っていた。
化妆、吃东西,还有旁若无人地做这做那的,这些年在上下班的车上已见识了不少,可几天前这种行为还是第一次看到,不过这不是让人皱眉的行为。一名妇女戴着一双做菜时使用的一次性薄膜手套,握着车厢中的吊环。
30代半ばとおぼしき人でマスクもつけている。感染予防だろうと想像はつくが、うつらぬ用心か、うつさぬ気配りか。ともあれ注意深い人だと思っていると、傍らで、マスクなしに号砲一発のくしゃみを放つ人がいた。細心と野放図が入りまじる、風邪の季節の人模様である。
这名妇女看上去30来岁,还戴着口罩,可以看出是为了预防感冒,只是不知是害怕传染给别人还是害怕被人传染,无论如何这是个非常小心谨慎的人。正这么想着的时候,旁边就有个没戴口罩的人打了个大喷嚏。极小心的人和大大咧咧的人混杂在一起,这就是感冒流行季节的众生相。
巷(ちまた)ではノロウイルスが下火になり、インフルエンザがじわり流行期に入ったようだ。本紙地域面には注意喚起の記事が目立つ。テレビの情報番組にも、戯画化されて目のつり上がった悪相の「ウイルス」が日々登場する。
坊间肠道病毒已渐式微,似乎已慢慢进入流感高发期。本报地区版上提醒人们注意的报道十分醒目。电视上的信息节目里,那个眼睛吊起一脸凶相被漫画化了的“病毒”每天都出来蹦跶。
受験生やご家族はピリピリしていよう。センター試験に関する資料を見ると、3年前は約500人がインフルで追試を受けたそうだ。せっかくの合格祈願が風邪の神に蹴散らされるのはつらい。
参加高考的考生和他们的家长应该是最担心的。看中心考试的相关资料,3年前有约500人因为当年的流感而进行了补考。精心准备却因感冒而功亏一篑,这实在让人难以接受。
人は生涯に200回ほども風邪を引くと、『かぜの科学』(早川書房)という本にある。軽い「風邪っぴき」も含めてだが、延べ5年ばかり熱や咳(せき)、喉(のど)の痛みや鼻水などに耐える計算になるらしい。
《感冒的科学》(早川书房)一书中说,人的一生大概要感冒200次左右。包括症状较轻的“疑似感冒”,据说一个人合计有5年的时间在发烧、咳嗽、喉咙疼、流鼻涕中度过。
招かれないのに来た客は帰るときに一番喜ばれる。その筆頭格だろうが、症状が引いても数日は人にうつす恐れがあるという。仕事で試験で「あした寝込めない」人は多い。用心を助ける気配りを、共有の心得としたい。
这不请自来的不速之客离开的时候是最大快人心的。据说病毒强大的流感在症状消失几天内仍有传染给别人的危险。很多人由于工作或考试“明天不可以病倒”。希望大家都提高警觉,严防病毒。