翻译道场10
赤松原文:
路傍(ろぼう)の丘陵は、形は堤に似ている。小径(こみち)十歩ばかりあがると、小径を横に断ち割って溝川が流れている。まっすぐゆけばおそらく山に入り込んでしまうだろう。
その溝川のそばに、白っぽいプリント地の簡単服を着た老婆が立っていた。
人めずらしいのか、崩れるような笑顔で、鄭重に会釈してくれた。
溝川を越えて左への小径をのぼると、荒陵(あらりょう)といった一角があり、草が茂り、目の覚めるように赤い肌の赤松が、下枝なしにひょろひょろと天に伸び、白い雲に映えてわずかに梢で群青に近い翠をしげらせている。これほどみごとな赤松を見たのは、三河の山奥の松平郷という山村の高月院(こうげついん)という寺での記憶以外にない。
华南虎译:
路边,是一道状如堤坝的丘陵。沿小路上行十步左右,有一道小溪横断小径而去。倘若径直前行,怕是要深入山坳了吧。
小溪旁站着一位老婆婆,穿一身发白的印花便服。
或许是极少有外人到此的缘故吧,她看到我后满脸堆笑,毕恭毕敬地冲我点头致意。
跨过小溪顺着往左的小路往上走去,便是一角叫作荒陵的所在。茂密的草丛中挺立着一颗赤松。树身通红,望之叫人瞠目惊奇。树干的下部没有一根枝杈,整棵树孤高瘦峭地直指蓝天,仅在树梢处凝聚着一簇碧绿,与天上的白云粲然辉映。在我的记忆中,如此令人叹为观止的赤松仅在三河地区的深山里一个叫作松平的小山村里遇见过一次。那个村子里有个名叫高月院的寺庙,庙里也挺立着这样一颗赤松。除此之外,就再也没遇见过了。
2015-1-22