天声人语 20110617 英语成为小学必修课
本帖最后由 zdenny0001 于 2011-6-17 13:08 编辑▼北杜夫さんの「どくとるマンボウ青春記」には、古き良き旧制高校のユニークな先生が色々と登場する。ある英語教授は発音に厳しく、「イー、エー、アー」という母音の発音を、丸一学期間、生徒にやらせたそうだ。
作家北杜夫的随笔集《特立独行的翻车鱼青春记》中,在传统旧制高中任教的各具特色的教师们陆续登场。有一位英语教授对发音特别严格,、、等元音的发音让学生整整练了一个学期。
▼さような先生に向かって、「dangerous(デンジャラス=危険な)」をダンゴラスと読む生徒がいるのがまた旧制高校なのだと、北さんは回想している。書けるが話せない、読めるが聞けない。日本の英語教育の、今日にいたる宿痾(しゅくあ)だろう。
北杜夫回想起来,对于那位老师来说,最可气的是这样严格教学的旧制高中里居然还会有学生把“dangerous(危险的)”念成“当勾拉斯”。能写英语却不会开口说,能看懂英语却听不懂,日本英语教育的沉疴遗留至今。
▼批判にさらされて、文科省は「英語が使える日本人」を育てる計画を進めてきた。今春からは小学5、6年で英語が必修になった。コミュニケーション重視の一環という。訳読と文法中心で育った世代には、どこか羨(うらや)ましい。
日本文科省(文化部)顶着无数批判继续推进“会用英语的日本人”的培养计划。今春开始英语成为小学五、六年级的必修科目。据说这是为了加强英语的沟通交流能力。笔者作为接受偏重英语阅读理解和语法教育的一代人,不由得心生羡慕之情。
▼英語なしにはグローバル経済の果実をもぎ取れないという声も聞こえる。様々な人が一家言を持ちつつの教育の舵(かじ)切りだ。その侃々諤々(かんかんがくがく)に口をはさませてもらえば、英語重視が日本語軽視を誘わないよう、気をつけたい。
有人认为不掌握英语就无法摘取环球经济产业的成果。人们对教育总有各种不同的意见,教育事业也总是在各家之言中转换大方向。大伙七嘴八舌的热烈讨论中如果能让笔者也插一句嘴的话,我想提醒大家,别过度重视英语却又忽视了日语母语教育。
▼第2、第3言語は道具だろう。しかし「母語は道具ではなく、精神そのものである」と、これは井上ひさしさんが言っていた。英語習得もたしかな日本語力が前提との説に、異を言う人はいまい。
第一、第二外语归根结底不过是一种工具。作家井上夏曾说过“母语可不是道具,就是我们的精神灵魂所在。”要想学好英语,应该先打好日语的扎实基础,这个观点想必不会有人有异议。▼振り返れば、日本人は自信喪失期に日本語を冷遇してきた。敗戦後には表記のローマ字化さえ浮上した。そして今、英語を公用語にする日本企業が登場している。ダンゴラスで笑っていられた時代が羨ましい人も、多々おられようか。
回顾历史,日本人总是在丧失自信的时候也冷落自己的母语。二战战败后甚至兴起用英文字母来标注。到如今,开始出现日本公司里把英语定为工作交流语言。想必会有很多人又怀念羡慕起念一句“当勾拉斯”而被嘲笑的时代了吧。
ちなみに、英語の母音のなかで、「エー」っていう母音がありますか?まさかって母音でしょうか?