随心学
また、日本は国民の貯蓄額が1400兆円といわれる「世界一の金持ち国」である。例えば、この貯蓄の10%が株式市場に回れば株価は上昇し経済は活性化する。GDPの60~70%は国民消費であるが、貯蓄の10%が消費に回れば、GDPを1~2%引き上げることになるとも指摘されている。そうならないのは、老後の不安や雇用不安があるため、国民が買い控えなどの自衛策をとっているからである。これらの不安が解消されなければ、経済活動も活性化しない。つまり、社会保障や年金、雇用のためのセーフティネットの充実などは避けて通れないの